おしゃれ染めのヘアカラー剤と白髪染めを混ぜるのはよいのでしょうか?
そして、混ぜると、そのカラーで髪色は何色になるのか。
目次
白髪染めとオシャレ染めを同時に使い混ぜるテクニック
例えばオシャレ染めのブラウン系で茶髪に仕上げるつもりで、白髪染めのダークブラウンを混ぜてみる。
その結果は、重厚な茶色の髪に仕上がるでしょう。
白髪も染まる。
このことは他のカラーリング色にも使えまして、レッドやオレンジ系の色で髪を染める場合にも、白髪染めを混ぜると濃い重厚なカラーに仕上がります。
混ぜると言っても暗いブラウン系の白髪染めを使う。
明るい髪色が明るすぎても困るとか、雰囲気が軽々しくて落ち着きがないというのが嫌だという人に使えるカラーリングのテクニック。
このように白髪染めとオシャレ染めを同時に使い混ぜるテクニックを技として使っている美容師もいます。
混ぜる併用はプロの美容師にしかできない
カラー剤やその原料となる薬剤を混ぜるのはひとつのテクニック。
しかしそれは、プロの美容師の技であって、ヘアカラー剤や白髪染めでの成分や化学反応、色の合成における色相や補色関係、染める際の放置時間、髪や頭皮の状態など、知識として全てを熟知し経験を積んだプロの染め方なのです。
素人が簡単に真似できるはずがありません。
むしろ危険で、髪や頭皮のみならず、全身に危険が及ぶ可能性すらある。
つまり美容室で美容師が液剤を混合さえて染める場合に、このようなテクニックを使っているところもあるよ、という例でした。
セルフで白髪染めやオシャレ染めなどのカラー剤を混ぜるのはよくないと言えます。
市販の白髪染めとオシャレ染めヘアカラーを混ぜるの禁止
市販の白髪染めやオシャレ染めは、その一製品だけで、きれいに髪を染めて仕上がるように開発されています。
ご自身で1剤と2剤を混ぜてから染める。
あの薬品、化学反応も全て計算されていて、成分や分量も安全に染毛できるという範囲内のものなのです。
いくつかの白髪染め、およびカラーリング剤を混ぜるということは、もともと想定されていません。取扱説明書を読めば、禁止されているでしょう。
もし混ぜたらどうなるんだろう?そう思って髪を染めるのは自己責任の範囲でできるとは言え、場合によっては、怪我をしたり重症化する健康被害などの危険性もあります。
オシャレ染めでも白髪染めでも2つの染毛剤を混ぜて同時に使うことは禁止です。
市販の白髪染めとおしゃれ染めを混ぜる問題点
市販の白髪染めとおしゃれ染めを混ぜることはできます。
では、どのような問題点があるのか。
そもそも市販の白髪染めも、市販のおしゃれ染めも、他の商品と混ぜるようには作られていません。そしてメーカーのほうでも混ぜることは想定していません。
それでも実行して、混ぜて染めた場合、イメージした髪色と違う髪色になってしまう可能性が高い。
最悪の場合は、黒っぽい色とか、予想外に変色した髪色に仕上がることも覚悟しなければなりません。
白髪染めとおしゃれ染めヘアカラー併用する、もしくは白髪染め連続で
仮に、市販の白髪染めとオシャレ染めを併用して、仕上がりの髪色を、濃くしたいとか明るくしたいなど、黒髪とは違う髪色へより色づかせたいと考えているなら、先にオシャレ染めで染める。
この段階では黒髪だけが明るくなり、白髪は染まっていません。
1週間ほど間隔を空けてから、ブラウン系仕上がりの白髪染めで染める。
これで黒髪も白髪も両方染まっている、髪全体が茶髪に仕上がる。
オシャレ染めが先で、白髪染めが後の流れ。
同時に使うと言いましても、本当に同時に使って混ぜるわけではありません。
しかし、これもあまりよい方法とも言えません。
それよりは、ブラウン仕上がりの白髪染めだけで2週間おきか3週間おきに、短期間に連続で染めるほうがよいでしょう。
二度塗り、重ね塗り、とまでは言えませんが二重に染まるので、一度だけより明るい髪色に仕上がることは間違いありません。
この方法のほうがスタンダードであり、1種類の同じ白髪染めを使っているということで、髪色にも統一感がでて、使いやすく安心して染められます。
白髪染めの上からカラーリング。おしゃれ染めヘアカラー剤の連続染めで髪色が明るくなる?
上手な髪色の染め方で明るい髪色へ
上手な髪色の染め方で明るい髪色へしていくことは可能。
まずは白髪染め液剤を髪に、たっぷり多めに塗布する。
後は、染める際の放置時間を長めにするだけでも色味がでやすく、より明るい髪色へ染まる。
さらに、その放置して待つ間、台所用ラップフィルムやヘアキャップで頭髪全体を包み込むのも効果的。
逆に、あまり明るい髪色にしたくなければ放置時間を短めにするか、髪に塗布するカラーリング剤の分量を少なめにする、といった方法で調整するとよいでしょう。
白髪染めで明るくしたいからブリーチを使う?
白髪があるから白髪染めを使うけれど、より明るくしたいと考えて、先にブリーチをする人がいるかもしれません。
ブリーチは脱色する液剤で黒髪すら色の無い毛にする、見た目を金髪っぽく変えてしまう。
これを白髪が生えている人が行うと髪が非常に傷みます。
なぜなら髪の色が抜けた白髪をさらに脱色にかけるからです。
白髪染めで明るくしたいからブリーチを使うのは止めておきましょう。
ブリーチした髪に白髪染めで染めると染まるの?失敗からの染め直しで色落ちは?
白髪染めとカラー剤混ぜると?
オシャレ染めと白髪染めを混ぜるとそのカラーは変化して独自の色合いをだせますが、それはあくまでプロの美容師の技。
素人が市販の白髪染めやオシャレ染め、複数の製品を混ぜるのは危険です。
絶対禁止行為として止めましょう。同時に併用するものではないのです。
ブリーチも使う必要はありません。
白髪ある方はむしろ使わないほうがよい。
ブラウン系の白髪染めで繰り返し染めることで、明るい髪色に染められます。
それでも不足があるのなら、オシャレ染めで茶色、茶髪に染めてから、その後、期間を開けて、ブラウン系の白髪染めで染めることで、白髪も黒髪も全て明るい色に染まります。
ファッションカラーなら混ぜる?
ファッションカラーなら混ぜるのはよいということはありません。
ファッションカラーとは、すわなち「おしゃれ染め」のことですから、安易に白髪染めと混ぜると、変な髪色に染まってしまう可能性があります。
関連記事
白髪をダブルカラーで明るい髪色にするテクニック
茶髪ヘアカラー失敗。明るすぎた対処は白髪染めかオシャレ染めを使うか
髪色思ったより暗い。明るい茶色にならないときどうするか
白髪染めからブリーチして染めた黒髪を明るい茶髪にしたい
白髪染めしたら茶髪が真っ黒になってしまった
どのような化学反応から白髪染め薬剤で脱色し茶髪に染まるのか
白髪あるのにオシャレ染めでカラーリングしたらどうなる?