白髪はブリーチ何回で染まるのでしょうか。
そもそも白髪にブリーチしたらどうなるのかも気になります。
そして脱色とアッシュで染めたときとの違いについて。
目次
白髪にブリーチしたらどうなる?脱色する意味がない?
白髪にブリーチしたらどうなるかと言いますと、ほぼ何も変わりません。
なぜなら白髪自体が色素の抜けた色の無い髪だからです。
ブリーチは髪を脱色する作用がありますので、黒髪については金色か白色っぽくなります。
結果として、黒髪の部分が白っぽくなったことで白髪に近い色となり、全体が金髪のようになるだけ。
つまり白髪ケアとしては脱色する意味がないとも言えます。
しかし白髪と黒髪の割合が半分くらいなど、白黒2色のコントラストが目立つ方の場合は、全体のカラーが統一されて白髪が目立ちにくくなるという効果は得られます。
この状態を白髪隠しと言うのであれば、ブリーチする意味はあるのでしょう。
但し、色の無い白髪まで脱色させるわけですから髪の毛のダメージは非常に大きい。
さらに、ヘアスタイルとして金髪になるわけですから、10代20代の方ならまだしも、30代40代の中年の方は、その髪色で日常生活を送れるのかという疑問は残ります。
白髪はブリーチ何回で染まるの?回数は?
白髪はブリーチ何回で染まるのか疑問に思う方がいるかもしれませんが、先の通り、回数の問題ではなく、何回ブリーチしても染まることはありません。
そもそもブリーチも染める薬剤ではありません。
白髪をブリーチしてから染める、すなわちブリーチ後にヘアカラーしてさらに全体を染めるという染め方はありますので、そのために黒髪を脱色させるならば最低1回、多くて3回はブリーチすることになります。
このようなダブルカラーとして染める方法は美容室へ行くのがよいでしょう。
白髪のブリーチをセルフで行うのは難易度が高く、ダメージやその後のヘアケアも気になります。
そもそも白髪の生えた状態でブリーチすること自体、あまりおすすめできません。
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白髪の原因
白髪の原因は明らかにされていませんが、髪の毛の毛根部分、毛母細胞の分裂で髪の毛が作られる際の色素伝達がうまくいかず、活動が低下もしくは停止していると捉えることもできます。
30代半ばから生え始める白髪は、40代以降の年齢で特に増える傾向にありますが、遺伝的要素やその他外的要因によって早い段階から白髪が生えてくることも珍しくはありません。
ユーメラニンとフェオメラニン
髪の色の決定要素にはメラニン色素が関係しています。
黒目や肌もそうです。
茶色や黒など色合いが濃いユーメラニンと、黄色や赤などのフェオメラニンの2種類があり、この2つの割合によって色合いが作られている。
日本人のような黒髪の場合はほぼ全てがユーメラニンで構成されており、金髪や赤毛はユーメラニンが少なくフェオメラニンが多い状態です。
栗毛すなわち茶髪はその両方を含む中庸のバランス。
そして白髪は毛を色付かせるユーメラニン、フェオメラニンともにあらゆるメラニン色素が無い毛になっています。
お肌の白はメラニンが増えるとシミ・そばかすになりますが、髪の毛に関してはユーメラニンを増やすことで白髪予防対策になりえます。
しかし特定の食べ物を食べたからといって、メラニン色素を増やす、減らすというのはなかなか難しいと言えます。
加齢要因や遺伝的要素から日本人の中年に白髪が生えてくるのは自然なことなので、白髪を減らすことよりも、白髪ケアを上手にして白髪を隠すことを意識したほうがよいでしょう。
ブリーチで金髪にして白髪隠しする
髪をブリーチすると金髪に近い髪色になる。
黒髪が真っ白に近づいている状態なのですが、メラニン色素の色が抜ける脱色を施しているのであり、実際には無色透明の髪になっています。
遠くから見た髪の束が金色に見える。
白髪に限りなく近い状態。
このことから白髪が生えた人が金髪にするためにブリーチすると、生えている白髪の保護色となりカモフラージュ。事実上の白髪隠しになりえます。
白髪が生えてるならブリーチすべきではない
白髪が生えている人がブリーチすべきではありません。
ブリーチ自体、黒髪に施したとしても髪の毛にかなりのダメージがあります。それは数回のカラーリングの負担に匹敵すると言われるくらい。
ましてや白髪は髪の色素が抜けた無色透明の毛なのですから、それをブリーチでメラニン色素を脱色させる方向に作用すれば、そのダメージや負担は計り知れません。
回数的にも数回以上は連続させないと完全に色が抜けきらないのですが、ブリーチ何回で色が抜けるか?という問題ではなく、1回だけでも本当はよくはない。
数本程度の白髪が生えているだけなら、ほとんどが黒髪ですから、多少のダメージ覚悟でブリーチするのも悪くはないかもしれません。しかしながらほとんどが黒髪で少しだけ白髪が生えているという人は、ブリーチした場合、やがて根元から黒くなってくるということを忘れてはいけません。
つまり、やがて金髪プリン頭になるということ。
どちらにせよ白髪が生えている髪にブリーチはおすすめできないという結論になります。
アッシュはヘアカラーではカラードグレイ
アッシュは灰色、グレーも灰色という意味ですが、アッシュは無彩色ではなくカラードグレイとして、紫、青、緑の寒色が若干混じります。
髪色をアッシュ、アッシュグレーに染める場合には、ブリーチで黒系のユーメラニンを抜き、
残ったフェオメラニンによる赤味や黄味からの金髪を打ち消すべく染めていくことでアッシュカラーの完成。
白髪をカラーリングするならセルフ白髪染めでアッシュにしてみよう
補色で打ち消すアッシュカラー
逆位相になる補色は、黄色には紫、オレンジには青、茶や赤には緑。
だからブリーチ後や金髪に紫、青、緑を入れていくことでアッシュに染まる。
ブリーチ脱色せずに、いきなり黒髪にカラーを入れても、黒髪のメラニン色素ユーメラニンにプラスされてしまい、青緑っぽい黒で見栄えはあまり変わりません。
もしくは全く別な色合いに変色してしまう可能性も。
よくあるのは、ブリーチしてからアッシュに染めたのに、イメージしていた髪色にならないパターン。
色がきちんと抜けずに、色味が残っていた場合、例えば残っていた黄味に青が加わって緑になるとか、赤味が残っていて茶髪になってしまう。
目指す灰色、くすんだ外国人風の髪色アッシュカラーに仕上げるには、ユーメラニンの黒はもとより、フェオメラニンの黄味や赤味も完全に抜けている必要があります。
そこに紫、青、緑を加えて染める。
ブリーチと白髪染めでアッシュにすべきではない
白髪は既にメラニン色素が抜けた毛ですから、紫、青、緑でくすんだ灰色のアッシュに染めるのが簡単だと捉えられがち。
しかし黒髪を染める時と同様に、二剤混合式の白髪染めで事前にキューティクルを開かない限り、髪の中心のメラニン色素を色付け、変色させることができません。
これは美容室で染めても、市販品を使ったセルフでも同じ。
髪の毛は白くても実際には色素が抜けた透明なだけで、ダメージのない普通に生えている健康な髪の毛の1本。
キューティクルに覆われており、そのままでは髪の毛の色を変えることができません。
傷んだ髪の毛はだとかえってカラーリングで色付きやすくなることがあるのですが、それはキューティクルが開いてしまっている状態だからです。
それから白髪と言えども、アッシュにしたいのなら完全にユーメラニンを抜いておかないと仕上がり髪色が変色していく可能性が否めません。
そのことから白髪でもブリーチが必要という流れになりますが、髪へのダメージを考えると美容師も嫌がります。
白髪をブリーチを使ってアッシュにすべきではないということになります。
何より黒髪で白髪が無い方であっても、アッシュというカラーリングは、その色味のバランスが微妙なもので、イメージするくすんだ灰色の髪色に染めるには難易度の高いカラーリングであるということも知っておくべきです。
市販の白髪染めでアッシュに染めたいのであれば、白髪が多めの人が、やや明るめのアッシュに染めるほうが簡単であると言えます。
ブラウン系よりもブラック系に近い色を選んでください。
アッシュっぽい髪色に染めるならグローイングショットのブラックがおすすめ。
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