白髪染めで染めると茶色くなるのはなぜでしょうか。
目次
白髪染めで染めるとやがて茶色くなるのはなぜか
白髪染めで染めると、やがて後から髪が茶色くなるとおっしゃる方がいらっしゃいますが、それは錯覚ではありません。
染めるときに黒髪をブリーチ作用で脱色していますので、髪の色が薄くなっている。
そこへ色素を入れてカラーを付けるわけですが、このカラーは時間経過とともに抜けて色落ちしていきます。
カラーが抜けていくと、髪の色すなわち脱色した黒髪や白髪の透明な色が目立つようになるので明るく見えるようになる。
これがカラーと混じって茶色く見えるので、茶色くなったと感じるのです。
この現象は、白髪染めだけでなくヘアカラー剤でも同じ。
白髪染めで、だんだん明るくなる茶色くなる
美容院での白髪染めも、セルフで使う市販の白髪染めも、髪色がきれいに入るようにすること、および、やがて色落ちすることを想定して、しっかり強めに色を入れています。
このことで、染めた直後は髪色が濃いめになりがち。イメージより黒く染まった、失敗したと感じる方もいるくらい。
しかし、先にご説明しましたように、髪に入れた色素はやがて抜けて色落ちしていきます。
色落ちすることで、カラー剤の色素の色が薄くなり、明るい色に見えるようになっていく。
よって、白髪染めで染めてから、しばらく時間が経過していくと、だんだん明るくなる。
使ったカラー剤と地毛の髪色との混ざり具合次第では茶色くなる。
ヘアカラー剤でも同じ。染めた直後よりも、だんだん明るくなる傾向があります。
白髪染めで金色になるのはなぜ?
白髪染めで金色になることや、キラキラとした色の髪になってしまうこともあります。
まず、一般的なヘアカラー剤おしゃれ染めで白髪は染まりません。
強引に染めると、黒髪は染まりますが、白髪はそのままか中途半端に焼けたような金色になってしまう。
必ず白髪染めで染めてください。
白髪染めで染めたとしても、白髪が多い方は染まりが弱く明るい色、透明に近い金色になることも考えられます。原因は白髪が染まり切っていないこと。
白髪は色の無い透明な毛ですので、濃い色、黒い色のほうがしっかり染まる。
プロの美容師もこの考えで白髪染めをします。
セルフで染めるときもブラック、ダークブラウンなどの暗い色で染めることをおすすめします。特に白髪が多い方や、髪の毛が長い方。
白髪染めで金色になってしまった方は、次回から、ライトブラウンなど極端に明るい色の白髪染めは避けたほうが無難です。
黒髪を白髪染めで茶髪にできる?
黒髪を白髪染めで茶髪にできます。
美容院でも明るめの髪色に白髪染めをしてもらえますし、セルフでもブラウン、ダークブラウン、ライトブラウンのようなブラウン系のカラーで染めれば黒髪も白髪も茶色くなる。
白髪染め茶色にならない悩み。白髪を茶色に染めたいけれどどうするか
白髪染めは、どれくらいで落ちる?
白髪染めもヘアカラー剤と同じように1か月~2か月程度で色落ちします。
永久に色が落ちないヘアカラー剤はありません。染めたときの色素は髪の毛から抜けていく。
美容院で染めても、セルフで染めても同じ。
一方で、混ぜて使わないヘアマニキュア、例えば白髪染めトリートメントや白髪染めシャンプーなどは、1週間~2週間前後で色落ちしてしまいます。
髪の表面に色を付けているだけなので落ちるのが早い。色が抜けるというより、色が落ちて色褪せていく。
白髪染めで染めるなら何色がいい?
市販の白髪染めには、ブラックだけでなく、ナチュラルブラウンやダークブラウンあるいはライトブラウンなどのカラーもありますので、黒だけでなく茶髪に染めることもできます。
何色がいいかは、個人のお好みで決めるべき。
但し、白髪が多い方は、染まり方が弱いと白髪ぼかし程度の染まり方になってしまう可能性もあります。
ブラックやダークブラウンのような黒系の色、暗い色を選ぶと、しっかり濃い色に染まって目立ちにくくなりますので、白髪隠しにはおすすめです。
黒髪が何もしないで茶色くなる
黒髪が何もしないで茶色くなることもあります。
髪の内部で色をつけているメラニン色素が、体質の変化によって変わると、黒髪が茶色くなることがあります。
または、ドライヤー、紫外線、シャンプーなどから、髪や頭皮にダメージを受けてメラニン色素の働きが弱まると、黒髪が茶色くなることも考えられます。
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