美容院での茶髪の頼み方はどのようにすればよいのでしょうか。
また、美容院で白髪染めをオーダーして茶髪にできるのでしょうか。
生えている白髪を染めるにあたって、明るい髪色に仕上げてもらいたいのです。
目次
美容院での茶髪の頼み方
美容院での茶髪の頼み方については、一般的なヘアカラーを頼むときのオーダーの仕方と同じで構いません。
茶髪という髪色を特に意識する必要はありませんが、美容師側にうまく伝わっていないようであれば、「明るい髪色にしたい」「明るめのカラーで」と言ってみてください。
ヘアカラーを美容院で初めて頼むオーダー方法
ヘアカラーを美容院で初めて頼むオーダー方法は以下のような流れが一般的。
カラーリングだけするのか、それともカットとカラーを同時にするのかでも変わりますが、とにかく美容師さんにカラーをしたいということを伝えることから始まります。
カラーリングすることを承諾されたなら、次に自分の理想的な髪色やヘアースタイルを話して説明していきましょう。
このときイメージに近い髪色の人物を雑誌の切り抜きで提示したり、スマホの写真やWeb画像などで提示するととてもよい。
あるいは、美容師さん側から店にある色見本(カラーチャート)を見せてくれますので、それを見ながら相談して決定。
あとは実際にカラーリングをしていきますので、施術に委ねて仕上がりを待つだけ。
次回以降、改めて来店した際のヘアカラーも同じ頼み方となります。
美容院で「似合う色にしてください」という頼み方
美容院で「似合う色にしてください」という頼み方は間違いではありません。
美容師はプロですから、そのときのトレンドカラーを提案してくれたり、あなたの髪型に似合う髪色を決めてくれる。
あるいは髪のダメージを見ながら染め方を判断する、そこで色が決まる。
白髪がある方ならファッションカラーにするか白髪染めにするかも美容師が決められる。
しかし残念ながら、美容師さんが勧めてくれた髪色が似合うとしても、あなたが気に入るかどうかはまた別問題。
これまでその美容室に通い続けてきて、あなたの髪型やファッション、そして性格やライフスタイルをわかってくれている美容師に対しては信頼できますので「似合う色にしてください」という頼み方は有効ですが、それ以外は、できる限り自分の理想とする髪色イメージを説明したり、切り抜きや人物写真を持ち込むことをおすすめします。
初めて髪を染めるなら何色か。茶髪の明るい髪色はダメ?
初めて髪を染めるとき茶髪の明るい髪色がダメということはありません。
いきなりブリーチで金髪ということだけが明るい髪色ではありません。
一般的にはおとなしい色から試すでしょう。
明るさにもレベルがありますので、元の黒髪から少し明るめという染め方もできるのです。
黄色はかなり明るくなりますが、赤とのバランスでオレンジになり、暖色系ですから、柔らかく優しい人物のイメージになります。
日本人の黒髪をオレンジの系統で染めていきますと茶髪になりますので、派手な髪色とは限らず、ダークブラウンのように黒髪に近い落ち着いた茶髪にも染まる。
黒髪よりは、やや明るめの髪色ということになります。
美容院での白髪染めとヘアカラーの違い
美容院で白髪染めという注文表示はあまり見たことがないかもしれません。
実は美容院では白髪染めというカテゴリーのオーダーはありませんがグレイカラーというメニューがあります。
混合する前の1つ1つの薬剤や色素は、ヘアカラー・オシャレ染め向きの薬剤、それとは別に白髪染め向きの薬剤という目安や区別はあるものの、脱色剤や染料剤が複数の種類で用意されていて、それらから選んだ薬剤を混合させて美容師が染料を作っているだけ。
大きく捉えればヘアカラーの施術であり、白髪染めとヘアカラーを作業メニューとして分けていないのです。
美容院での白髪染めと市販の白髪染めの違い
市販の白髪染めでは1剤と2剤の二つの液剤が梱包されており、それを混ぜる。
美容院では美容師が仕上がりイメージの色やあなたの髪質を考えて、その場で必要な薬剤の液を選択し、さらに配合も変えて混合させていって毎回その場で作っている。
どちらも同じ二剤混合式の白髪染め、ヘアカラー剤。
美容院には、これがオシャレ染め、これが白髪染め、といったような別々の用意された染毛剤は存在しません。
美容院で白髪染めの仕方
美容院で白髪を染める場合、美容師によって解釈や受け取り方、そしてテクニックが違うので、髪の染め方も変わってきます。
例え同じ美容師が染めても、お客様の白髪が生えている量でも変えていきます。
リタッチ、ダブルカラー、ブリーチなどの手法を取り入れたり、染める着色剤の選択も違ってくる。
白髪の量で白髪ケアが違う
白髪が生えている人を美容院でカットやヘアカラーする場合、白髪染めの量でも白髪ケアが違う。
白髪の量が少なければカットで切り取り除きます。
その後は残った髪に通常のヘアカラー、オシャレ染め施術でよいので、普通に白髪が生えていないお客様と同じ工程で完了。
つまり白髪の本数が極めて少ない人はカットで対処していますので、ヘアカラーに関しては、お好みの髪色にできる。
しかし一定量以上、白髪がありますとカットでは対処できません。
全ての白髪を切るのに時間と手間がかかり無理がありすぎるのと、切り忘れ、見落としがあれば、ご帰宅後に気づかれるか、最悪白髪が生えたまま残ってしまう。
全ての白髪を根元から切ったとしても、しばらくして生えて伸びてきますから、次回の美容院来店までに白髪が目立ってきてしまうということも意識されています。
カットで対処できるのは部分ごとに数本程度まで、全体で3%以下。
もし、オーダーしていないのに、美容師から「白髪染めで染めますね」と言われたなら、プロの腕前でもカットしきれない本数の白髪が生えている状況だとお考えください。
美容院で白髪染め、茶髪の頼み方。白髪あるけど明るい髪色に染めてほしい
これまで黒髪だった人が白髪が生え始めたことを機にして、今後はヘアカラーを茶髪にしたいと思うことは少ないかもしれません。
しかし、これまでヘアカラーで明るい髪色に染めてきて茶髪の方なら、今後、白髪染めで染めるにしても、明るい髪色を続けていきたいと思うはず。
そこで、美容院で美容師に明るい色や茶髪をリクエストしてみると、「白髪染めだから明るい髪色は無理だよ」という答えが返ってくるということも少なくありません。
美容師にとっては、先にご説明しました通り、これがオシャレ染め、これが白髪染めという明確な区別はありません。その場で薬剤を調合して染毛剤を作っていますので。
白髪染めグレイヘアを施術する場合は、ブリーチ脱色力よりも染毛力の強い液剤に仕上げていく。
白髪は髪の色が抜けてしまった薄い色の髪ですから、しっかり染める必要があり、濃い色の液剤を作ることが染めるために的確な選択なのです。
よって白髪染めとしては髪を濃い色、暗い色、重い色に染めて仕上げるのが基本。
ヘアカラーの施術としては正しい方法であり、一番確実。
美容院で白髪染めのメニューがグレイカラーと呼べれる理由がここにあります。
誤解のないように言いますと、美容師の判断は間違っていません。
明るい色のヘアカラー剤、オシャレ染めでは白髪に色がつかないか、しっかり染まらない白髪が変な色で残っていて失敗という結果になります。
よって、美容院で白髪染めをしたときに茶髪にできなくはないのですが、美容師のカラーリング施術としては濃く暗く染めていきますので、色味で言うならダークブラウンのような髪色になる。
結果として、仕上がり髪色を鏡で見ると茶髪ではなくブラックにしか見えない、美容院で白髪染めをしたら真っ黒になったと思ってしまいがち。
美容院で白髪染めしたが茶髪に染まっていないのはなぜ?という疑問もわからなくはないですが、白髪が生えている方を茶髪に染めると美容院ではそのように仕上がるものなのです。
白髪ありきの人にブリーチをやりたがらない
白髪混じりのヘアスタイルにブリーチで全ての髪の色を脱色させてから、その後でヘアカラーすればよいという考え方もあるでしょう。
施術方法で言えばダブルカラーにも近い。
しかし色素の無い白髪に対してブリーチを使うことで酷いダメージが懸念されます。色が無いのにさらに色を抜こうとするわけですから当然です。
多くの美容師はダメージを心配して白髪ありきの人にブリーチをやりたがらない。
髪がボロボロになってしまったら、髪の色どころかヘアースタイル自体が滅茶苦茶になりそうです。
ヘアカラーや白髪染め専門の美容院・美容師
白髪染めでも明るい髪色にはできますので、これについては美容師の技術力や捉え方次第。
間違っても強引に白髪染めで茶髪にすることを強要したりはしないでください。
美容院ごと、美容師ごとの考え方と方針なのですから、尊重すべき、提案された施術方法を否定してはいけません。
ヘアカラーが専門で得意な美容師ですとリタッチで根元だけ白髪染めで染めてくれたりヘアカラーと白髪染めを連続使用するダブルカラーというプロのテクニックを駆使する美容師もいます。
しかしこういったヘアカラー専門家はむしろ少数派。
滅多に存在しないと思っていいでしょう。
できるとしてもやらない場合もあります、仕事としては面倒で、手間やコストがかかり料金や施術時間と比較して割に合わないからです。
どうしてもということであれば、ヘアカラーが得意分野という美容師、白髪染め専門の美容院を探して店を変えるしかないでしょう。
市販の白髪染めで茶髪にできる
市販の白髪染めに仕上がりカラーがブラウンのものがあります。
これらを使うと白髪があっても茶髪にできる。
自宅でセルフで染めるのが初めての方でも、簡単にきれいな髪に染めることができます。
ドラッグストアやネット通販で入手できますから、いつもは美容院で白髪染めをしている方も、一度お試しになることをおすすめします。
仕上がりイメージ色がナチュラルブラウン、ダークブラウン、ライトブラウンといったカラーバリエーションもありますので明るさも選択可能。
白髪があるけど茶髪にしたい人にとっては、その明るさを求めて、美容院で染めるより市販の白髪染めで染めるほうがよいかもしれません。
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